企画編はいかがでしたか?
では、実際にチラシを作成するにあたっての注意点やヒントをご案内いたします。
まず・・・
まったく同じ文字原稿、同じ写真を使用して作るチラシでも我々のようなプロが作るものと、素人の方が作ったチラシでは見栄えもそうですが、大事な反響も違ってきます。
(失礼ですが......m(_)m)
※ただ、予算の兼合い等から、ご自分で作られたものでも多少なり反響は多少なりあるはずなので、まったく販促をしないよりも当然した方がいいですし、また綺麗なデザインの方がより視覚を訴えて良いということです。
それはなぜか?
同じ文字原稿や同じ写真を使用したチラシでも、「商品の見せ方」「読ませ方」などを我々は熟知しているからです。
そこで・・・
新規の見込客を獲得したいと考え、チラシで告知し新規顧客を獲得するには、以下のポイントを十分に考えてチラシを制作することをお勧めいたします。
まず、
「お客様の業態」 → 販促方法がマッチングしているか?
「商品内容の分析」→ 商品の何が主力か?
「自社の商品をどこの誰に売りたいのか?」→ どこの老若男女?
などの目的や特性を十分に理解してください。
広告企画がある程度決まれば、いよいよデザインの考え方です。
まず、情報量はどのくらいでしょうか?
●写真は何点くらい?
●文字原稿はどのくらい?
人の考え方も十人十色。
もちろん、綺麗に作らなくてはいけませんが、万人向けに作らなくてはいけません。
写真だって小さいより大きい方が見やすいですし、文字だって小さいより大きい方が読まれやすいのです。考え方の違いで人の感じ方も千差万別ですが、
「できるだけ大きいサイズで多くの商品(情報)を盛り込んで告知する!」
「チラシのサイズを小さくして印刷コストを省き、その分印刷部数を増やして多く折込をする!」
決してどちらも間違いではありません。
お客様の業種業態でどちらの方法が反響があるのか?有効かは決して確約できないからです。
※ご参考までに一番ポピュラーなサイズは新聞折込をメインで販促を考えるのであればB4サイズ。ポスティングをメインで考えるのであればB5サイズなどが適格なサイズかと思われます。
原稿(文章)キャッチコピーなど
●誰でもわかる言葉を使いましょう(業界用語などは厳禁です)
●キャッチコピー(キャンペ−ン内容など)で差別化を図りましょう。
キャッチコピー例:「セール実施!」
決して悪くはありませんが、これでは少しインパクトに欠けます。これでは具体性に欠け、言葉が足りませんし、お得感などがわかりません。具体的に目を惹く言葉が必要です。
それは具体的な数字だったり・・・(50%OFFとか)
「50%OFFセール実施!」
お得感を演出・・・(在庫一掃とか)
「在庫一掃セール実施!」
「50%OFFって半値じゃない......?」
「在庫を一掃するって投げ売りするんじゃ.......?」
というようにお得感を演出し想像させるのです。
どうです??
何だか行きたくなりませんか?
覗いてみたくなりませんか?
チラシの折込量は、各新聞社、曜日にバラツキはありますが、基本的には大量のチラシが折込まれています。お客様がせっかく広告宣伝費を捻出し、考えて作ったチラシですから、できるだけ捨てられないように考えなければいけません。
まずは「如何に手に取ってもらい興味を持ってもらえるか?」です。つまり「お得感!」「目を惹く言葉」などインパクトのあるチラシをつくるということが重要なのです。
イメージ写真など
チラシに欠かせないのが写真やイラストです。
文章は読んでもらわなくては伝わりませんが、写真やイラストは視覚(見た瞬間)で伝わります。適格な写真などがあれば、もしかしたら文章も不必要と言っても過言ではありません。
瞬間的に見込客の視線を惹きつけ、脳を刺激させインプットさせるのですから・・・。
「購買意欲が高まる写真」「安心感を感じさせる写真」「商品を連想させる写真」など。そんな、脳を刺激させるようなピッタリ、イメージできるような写真を使用しましょう。
あなたがどんな写真を見たら、そんな気持ちになりますか?
ここまで説明すると、「そんなことわかってるよ!」「私にも出来そう!?」などと思う方もいらっしゃるでしょう。でも、実際にそんなに簡単に出来てしまったら、わたくしどものような会社は存続できないですし、色の使い方や文字のメリハリなど、そんな小さなところまでを考え抜いてデザインをするのですからお客様が考えたものよりも当然結果は出ると思います・・・・。
それが私どもの仕事ですから!(^-^’)/
なかなか、第三者(見込客)の視点で広告物を作ることができないのです。
それ程、難しいということです。。。。
心理
チラシのデザインと言っても見せ方は様々です。
スーパーのチラシのように「今日の特売!」「今週の目玉商品!」などのように「今直ぐに買いに行こう!」などと速効性や即売するためのデザインと、ピザ屋さんのような保存型のチラシ、
「今度頼んでみよう!」
「お得な情報だから取っておこう!」
というように、それぞれの業態によってチラシデザインのコンセプトや見せ方がまったく違います。業種、業態により、あなたのお店や会社などに適格に訴求し、誘導させるための方法がそれぞれ異なるのです。つまり、あなたの会社やお店に合ったデザインと広告販促方法が必要なのです。
さらに、そのスーパーと宅配ピザ屋さんを例に、戦略を考えてみましょう。。。。
よく、「今日の目玉商品!秋刀魚(サンマ)1匹¥10(お一人様1点限り)」というように、金額や数字のバラツキがあっても、こういったビックリするようなチラシを目にした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際の仕入額は私どもも当然他業界ですのでわかりませんが、これは上手く考えていると思います。
スーパーの店長の考え方はおそらくこうです。
「秋刀魚(サンマ)1匹¥10で売って、仮に利益がなく赤字でも他の野菜やお肉、果物や日常生活用品を同時に買ってくれれば、秋刀魚(サンマ)を売って赤字でも他の商品を買ってくれれば利益があがるだろう!」
「とにかく、お店に来てもらおう!」
ここがポイントではないでしょうか?
また、宅配ピザ屋さんはどうでしょうか。
メニューっぽいチラシの片隅に切り取り線が入ったチケット風のようなもので
「¥500割引券」
「ジュース1本サービス」
見たことありませんか?
これも、「後々、得だからとっておこう!」
「今週末のホームパーティーで頼もう!」
などと保存してもらえるように厚い用紙を使用したりと工夫がされています。
自ずと「自分ならどんな時に意欲が湧くか?行動するか?」ここがポイントになります。
「自社で販売する商品を購入しそうな人はどんな情報が欲しいのか?」を考えることです。そう誘導することで「このチラシは取っておこう」と思ってもらえるのです。
いかがですか?
ピンときましたか?
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